- 落合博満は25歳でロッテからドラフト3位指名を受けプロ野球に入団する
29歳プロ入り4年目には3冠王を史上最年少で獲得し、通算3度三冠王を獲得する
2004年に中日ドラゴンズの監督に就任すると、その年にリーグ優勝を獲得
監督就任から8年間で2年に一回以上はリーグ優勝ないし日本一となる
人ではなく自分の足元をみる
自分の結果が出ない、人に評価されないと、上司との相性が悪いのではないか、環境が悪いのではないかと、自分以外に原因を探し求めてしまう
でも本当は自分の現状認識があまく、自分の足元、立ち位置、自分の置かれている立場を自身で正当に評価できていないものなのだ
もっと自分を客観視して自分はどんな努力が必要なのかを考え抜くことが大事
仮に実力があっても、チャンスがつかめるかどうかには運やタイミングもある
また自分の職場に「居心地のよさ」を求めてはいけない
目の前にある仕事にしっかり取り組むべきなのだ
プロセスが人生
目標設定は高ければ高いほどいい
それをものにするために一定期間他のものは切り捨てて、一つのことに集中しなくてはならない時期がある
二兎は追ってはまずいタイミングなのだ
ただひたすら愚直に目標を目指していく
そのプロセスが人生なのだ
不器用な人間
技術をものにできたら、1,000回同じパフォーマンスが出せるように精度を上げるための反復練習をする
器用で呑み込みの早いモノより、技術をなかなか習得できない不器用な人間の方が、いったんものに出来ると安定したパフォーマンスができる
自分にない色(能力)を使う勇気が、絵の完成度を高めてくれる
仕事というのは一枚の絵(成果や目標)を完成させようと取り組むものだ
経験や個性という色をいくつも使いながら、1人でも多くの人に感動してもらえるような絵を描こうとする
すると、そのプロセスにおいては、一つでも多くの色が必要だと気づく
同じような色はいくつもいらない
「ここで使う色はこれでいいのか」と試行錯誤しながら絵を完成させていく
自分にない色(能力)を使う勇気が、絵の完成度を高めてくれる
一流の領域までは自分1人の力でいける
しかし超一流になるためには周りに協力者が必要になる
協力者を増やす努力を怠ってはいけない
常に全力を尽くすことは明日に希望を見だすこと
今日の戦いに全力を尽くさなければ明日も来年もない
致命的なミスをした時「切り替える」「開き直る」前に、失敗を精査し答えを弾き出し、次に同じ場面に出会っても対応できる方法を身につけてから次へ進むこと
常に全力を尽くすことは、明日に希望を見だすことでもあるのだ
[参考文献]
落合博満「采配」ダイアモンド社
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