菊池雄星は小学3年生の時に野球を始め、中学時代には盛岡東シニアでプレーし、東北選抜の一因となり全国制覇に貢献します
花巻東高校時代は1年生の時から甲子園に出場し、3年春の甲子園でエースとして活躍し準優勝します
2009年ドラフト1位で埼玉西武ライオンズに入団
2016年から’18年には開幕投手を努め、’17年シーズンは16勝して最多勝利を獲得します
2019年シアトル・マリナーズに入団し、メジャーリーガーになる夢をかなえました
野球ノート
菊池雄星は「成功者はみんな日記を書いている」という花巻東の佐々木洋監督のアドバイスで、中学2年生から日記をつけ始めました
菊池にとって書くこと、記録することは年を追うごとに重要視しされ、いつしか生活の中心に据えられるほどでした
言語化することで、物事を考える習慣が身につき、自分を創っていくための自己形成ツールとなり、のちのメジャーリーガーへの夢とつながって行きます
書くこと
アスリートのノートとして有名なシンクロの石黒由美子さんの著書『奇跡の夢ノート』があります
このノート方は特異なもので過去のことは一切書かず、未来のものだけを記すものです
自分の夢・未来のために、その目標、理想像を掲げ、その実現に向けて方法論を書き進め、行動をブラッシュアップしていきます
また最近では起業家の前田裕二さんの『メモの魔力』が話題となり、書くこと、言語化することの優位性が説かれました
「書くこと」は一番身近なプットアウト、自分を表現することで、それにより思考が深まります
菊池自身も書くことの意義を認識している様子を著書で記しています
「書くこと」が実際の自分の考え・行動の幅を広げて、目標達成の原動力となり夢を実現して行くのです
メンタルトレーニング
菊池自身は「メンタルトレーニングが自分を強くした」
と語っているほど、有効的な自己変革の強化策でした
プロ2年目にトレーナーの山家正尚(ヤマヤマサナオ)さんとパーソナル契約をして、セルフイメージの構築に特に力を入れました
「成功した自分をイメージして、その自分から今の自分にアドバイスを送る」
ことをトレーニングのメインにして取り組みました
客観的に観察している自分の意見に従って行動していく
他者との比較・競争ではなく、自分の中にある絶対像・理想像と対峙するのです
その向かい合っている様子をノートにはつづっています
夢をかなえる覚悟
料理は食材を集めて、まな板の上で調理しなければ、料理はできません
海のもの、山のもの、また畑で育てたものなどを揃え、下ゴシライして、まな板の上で調理し、美味しい料理に仕上げて行きます
自分は何をしたか、誰とあったか、何を感じ、思たっか
集めて日記、ノートに書いて見なければ、自分の考えも検討し、調整し仕上げ、より良いものにまとめ、素晴らしい人生を送ることができるのではないでしょうか
菊池は野球ノートを中学生から14年の間、書き続けることで、自己変革して夢のメジャーリーガーをつかみました
みなさんもまずは毎日、目の前に起こっていることを書いてみませんか?
そこからが始まり、プレイボールです
[参考文献]
菊池雄星「メジャーをかなえた雄星ノート」文藝春秋
石黒由美子『奇跡の夢ノート』NHK出版
前田裕二「メモの魔力」幻冬舎
山家正尚「ソウルリーディング」湘南出版
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