トライアスロンの競技年齢は30代後半から50代前半までが多く、おとなスポーツと言えるのではないでしょうか?
では、なぜトライアスロンを熟年期、脂ののった大人がするのか?
その魅力はどこにあるかに迫ります
トライアスロンはマネジメント能力、決断力が鍛えられる
トライアスロンを始めるとまずはレースまでに、どの種目をどれだけ練習すれば良いか悩む方が多いと思います
そんな中、自分でプランを立てレースまでトレーニングしていくこと
またトライアスロンは不測の事態が起こっても、こまかな事を気にせずその解決策、そして決断・実行して問題を乗り越えてゆかなければならないため、マネジメント能力を培ってゆくのだと考えます
そこにはタイムマネージメント、セルフマネージメントなどが必要になるからです
限られた時間の中で三種目の練習をするには戦略的で複眼的な思考が必要でそれを培ってゆくのもトライアスロンの醍醐味と言えます
3種目スイム、バイク、ランを掘り下げられる楽しみがある
トライアスリートにはそれぞれ得意、不得意な種目があると思うのですが、どのトレー二ングに力を入れ、掘り下げて楽しんで行くかがすごく楽しいところです
私の場合は泳ぐことが不得手で、カナヅチからトライアスロンを始めたこともあり、今までに水泳に一番力を入れてきました
まずはスポーツジムに入会して、ジムのカリキュラムにあるレッスンに出たりして、泳ぎを少しづつマスターしていくように心がけました
そうしてるうちに、水泳の4泳法に興味を持ち、また4泳法をマスターしていくことがクロールのパフォーマンスを向上させることから、その取り組みは徐々に掘り下げられて行きます
また、一方でスイムに飽きればバイク、ランで足を故障すれば(40歳過ぎると足の故障はよくあります)スイム、とトレーニングを変えてゆくこともできるのがトライアスロンの魅力の一つと言えます
そしてそれぞれのトレーニングの相乗効果も生まれ、パフォーマンスを上げることも可能なのです
トライアスロンをやるのはアンチエイジング?メタボ対策?
やはり30代後半から体力の衰えをみなさん感じるところだと思いますが、トライアスロンの競技年齢の分布を見てもこれに当てはまると言えます
レースエントリーの年齢分布を見ても、30代後半から50代前半までの年齢層にボリュームがあります
ここ数年トライアスロンの大会、競技者の数は爆発的に増えています
その理由の一つに、フルマラソンより楽に完走できる、オリンピックディスタンス(スイム1,5㎞、バイク40㎞、ラン10㎞)の距離設定で、敷居が低くチャレンジできるようになったことがあります
トライアスロンの3種目は全身をバランスよく鍛えることができます
他のスポーツで一つの競技に特化しておこる、かたよった負担がないので、ながいスパンでみても身体をよく成長させます
また常に挑戦のメンタリティーを持っているために、身体トレーニング以上の内側からのアンチエイジング効果が生まれるのは間違いありません
私は今年50歳になるのですが去年、健康診断でメタボと診断されてしまいました
内臓脂肪を減らしそれを克服するために、また人生に挑戦するために、5年ぶりに再度トライアスロンに本腰を入れた次第です
普段の生活ではなかなかえられないものが得られます
チャレンジ精神旺盛なトライアスリートの集まりは、互いに触発され、何かにチャレンジする精神がさらに磨かれます
普段から頑張っているヤツに手抜き練習では勝てない
いくつになっても楽をしようとせず、謙虚に努力することを忘れなくなるのが、トライアスロンのいちばん大きな効用かもしれません
プロではないので趣味も全部捨てて打ち込んで、トライアスロンだけがすごいのでは意味がありません
仕事もできる、お酒もたくさん飲むし、たくさん遊んでいるけど、トライアスロンも速い
そういう自分をセルフマネージメント出来たら、トライアスロンはさらに楽しくさせます
トライアスロンを始めるとポジティブな仲間と出会える?
トライアスロンをやっていると、トライアスロンをしている人はポジティブな人が多く感じます
トライアスロンを始める敷居が高いところを、乗り越えるだけのパワーがそなわった人しか始められないスポーツだからなのかもと思います
言われたことをやっていれば、とりあえず大丈夫というのが日本人
それではトライアスロンをやっていくことができません
自分で全てプロデュースして楽しんでゆく競技だからこそ、恒常的に挑戦する会社経営者が多いのかもしれません
また年齢を問わない異業種なメンバーと出会うことも魅力で、そこには社会的地位も関係ないのです
そんな新しい出会いが待っているスポーツでもあるのです
(参照:白戸太朗「仕事ができる人はなぜトライアスロンに挑むのか⁉︎」マガジンハウス)
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