村田諒太 金メダリストであり日本中から愛される哲学人世界チャンピョン

天才学

ロンドン五輪ボクシングのミドル級金メダリスト
WBA世界ミドル級チャンピョンである村田諒太
哲学する拳闘家

村田諒太がロンドン五輪金メダリスト、WBA世界チャンピョンになれた101%の努力とは?

101%の努力
欲望に勝って妥協せず、自分との戦いに勝利した
自分で決めたメニューは、いくらしんどくてもこなした

世界選手権前は5ヶ月間、オリンピック前も4ヶ月間、酒は一滴も飲まなかった
人間は弱い動物だから、どこかで力を抜いてしまう
それに打ち勝つことが、僕の語る101%の努力である

第一志望でないものにかけても成功しない

「プロになってラスベガスでビッグマッチをする」と中学生の時すでに夢を抱いていた

「お前の拳には可能性があるんだよ」その可能性は努力と練習を重ね、夢や目標に向かって突き進んだ時にこそ、開くものだということを、高校の恩師が言外に教えてくれた

高校時代に考えるという習慣が恩師の話し方のおかげで養われていた

高校、大学とキャプテンをして一つだけ決めていたことがある
「人の背中を見たらあかん」つまり人に背中を見せて走らねばならない
ロードワークで先頭を走るということを自分流のキャプテンシーとした

スランプとは恐ろしい状態だ
ある意味精神が破壊される
相手のパンチが怖くなる
高校時代に敵がなく、怖いもの知らずだった僕が、試合前に「倒されるわ」「負けるわ」のネガティブなイメージしか抱かなくなるのだ
スランプは練習でしか克服できない
負けて己を知ること
己は特別な存在ではないと知らされた瞬間

人生には本気で自分を応援してくれる人がいる
その人のためにも一生懸命に

「人間て不思議なもので反対の動きをする事でやりたい動きができる
力を抜きたいなら、逆に力を入れてやればいい」

ボクシングジャンキー、一度取り憑かれてしまうと止めることが難しい競技

 

日本中から愛される哲学人世界チャンピョン

昭和最後の高潔漢である村田の言動を見ていると、常に飾らずに自分を語っており、弱い自分も見せられる強さがある

愛されて止まない大杉漣を彷彿させる

また一方で死に直面した時でも女を口説ける男、ルパン3世だと公言し、関西出身でお笑い好きらしく、その言動では随所に笑いを盛り込む、ユーモアなキャラクターをしている

村田自身は笑いが多く出てる時が調子がいい

一生懸命やれば、一生懸命な人が、まるでリングのようにつながる

大学のキャプテンになる前に3学年上の東農大のキャプテンに相談を持ちかけた
その時に人に話す事の大事さを村田は感じた

 

村田イノベーション

いわば思考の切り口を変えるわけだ
コップは上から見ると丸いが、横から見れば四角形である。

定説を疑うこと
ニュースタンダードは自分で創り出すもの

100メートル走はスポーツ科学が最も発達した領域
今までは走行時は出来るだけ身体のブレないロスのない走りが記録に繋がるといわれてきた

ウサインボルトは前後左右に走りのブレがある
逆に、ブレがあることによって重心移動にリズムとはずみがついているらしい
ボルトはオリンピックを連覇して定説をひっくり返した

村田自身、ボクシングの重心の定説を覆そうとしている

 

誰かのために

「誰かのために……という感謝の気持ちを抱いたときに人には不思議な力が宿る」
「誰かのためにと考えるようになると、人生の歯車はスムーズに動き始める」

「自分が人の役に立っていんだという貢献感を持てれば、自分に価値があると思えます
それは勇気に変わります」

承認欲求より、他者貢献へバランスが強くなるとき、全てがうまく回り始めるかもしれない

誰かのために戦いたい
アドラーが説く、他者への貢献というキーワードで深く人々と結びつきながら…

 

納得できないトレーニングはしない

無駄な事をしないために、全てを理論化する
聞く耳を持ち納得して取り入れる
常に実践を想定しておくという習慣

「ピアニストはピアノの練習をしないとうまくならない」
「メインの練習になるスパーにどれだけ集中してできるか」
朝クタクタになるまで走って、疲れた状態でスパーリングをしても上手くならない

 

 

 

厳選 哲学人ボクサー村田を震わす言霊

「夢を夢と思っている間は夢でしかない
夢を現実として捉えないと目標にはならない
夢は目標に変えなければならない」

 

「負けて痛みを知り勝って努力する責任を負え」
「人の痛みを知る人間になれ」
「苦しい時こそ前に出るんだよ」武元先生(南京都高校の恩師)

 

「負けて泣く事ないよ
泣くほど練習していないじゃないか。」武元先生

 

「勝ったら選手は負けた選手の分まで頑張らなくてはいけない」武元先生

 

「練習は嘘をつかないって言葉があるけど、しょっちゅう嘘をつく
でもね練習したことしか試合ではできない」
「努力したからと言って報われるわけではない
だが努力しないと報われない。」

 

「大切なのは毎日嘘なく、崩れることなく過ごすこと」

 

「人生はクローズアップで見れば悲劇だが、ロングショットで見れば喜劇だ」チャップリン

 

「大変という漢字は大きく変わると書く」

 

「親という字は木の上に立って見ると書く」

 

「金メダルを取りました
ありがとうございました
と過去形で書く未来日記」

 

「人間て不思議なもので反対の動きをする事でやりたい動きができる
力を抜きたいなら、逆に力を入れてやればいい」

 

「全ての経験は人生に必要なことだ
悪い時期に経験したことが人間を成長させる」
「負けて得た立場で1番を目指して攻める」

 

「自分の人生は一回きり、好きにすればいい」辰吉丈一郎

 

「金メダルにぶら下がって生きたくない」
「この先、何のチャレンジもしなければ、僕の人生は金メダル以下になる」

 

「この瞬間は最高だけど、この瞬間は今から過去になる」イチロー

 

「自分も子供の頃の夢を、もう一度追いかけなければいけないんじゃないか」

 

「今できること、自分のできることに集中せよ」
つまり「What can I do ?」の精神だ

 

「達成できる一つ一つの目標を越えていった上に、今は語れなくなった新しい夢がまた見えてくるだろう」

 

「人生は三歩すすんで二歩さがるものだ
その一歩が成長であり、焦ってはいけない」

 

「怖がって逃げても勝負してもどうせ一瞬
それなら勝負してみよう」

 

 

[参考文献]
村田諒太「101%のプライド」 幻冬舎文庫
村田諒太「改善主義」村田涼太オフィシャルサイト

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