井上尚弥 WBSSを優勝し世界を震撼させるモンスターになる方法

天才学

’19.11.7WBSS(World Boxing Super Series)でドネアを破り優勝し、世界を震撼させ続けるWBA・IBFバンタム級統一チャンピョン井上尚弥
「日本ボクシング史上最高傑作」と言われる、『モンスター井上尚弥』になるための方法を探ります

異例の6歳からボクシングを始める

井上尚弥は6歳からから父慎吾の影響でボクシングを始めます
ボクシングを6歳から始めることができたことは、大きなアドバンテージになったことは明らかでしょう

父の慎吾は大人になってからボクシングを始めたということもあり、興味の度合い熱中度が高かった上に、持ち前の物事を徹底的にやり遂げる性格と重なって、弟拓真と3人で熱中してボクシングに取り組んでいったことがその起源となっています

慎吾は尚弥が6歳から基本練習の反復を徹底して行いました
のちに、それが井上の活躍の本当に大きな土台を作り上げていったことは間違いないでしょう

 

どうやって怪物になったか

「6歳」という自分で始める年齢には達していない尚弥にとって、父慎吾のボクシングに対する取り組みは特筆するべきものがあリました

井上家では従兄弟も含み、家族あげてボクシングに取り組み、家の中、向かえの借家にまでトレーニングできる施設を作るほどの、のめり込みようでした

井上自身はすごく考えて練習するように慎吾から教育されており、単にやらされてやっているボクサーとは一線を画するもがあり、成長のステップごとにどんどん進化し、強化されてく上で、なくてはならない重要な要素を幼少期から育まれたことが大きかったのでした

オリンピックにでれなかった訳

父慎吾の影響で6歳から撃ち抜くプロボクシングの勝利を前提にした、ボクシングスタイルをしているため、アマチュアの守りを軸とするポイントを稼いでゆくボクシングとは根本的に勝利する方法が異なっていました

又オリンピックは目指していたものの、東欧などのアマチュアボクシング先進国と比べ、井上のそれに費やした時間は決して長いものではなかったといえます

 

大谷翔平、羽生結弦と同じ感性の天才

今日の天才アスリートである大谷翔平や羽生結弦などは、無邪気で悲壮感がなく、メンタルが強靭で気負いがなく自然体です
井上尚弥も同様にこの新しいタイプのアスリートと言えます

昔の何かを背負っているような天才でないことは間違えなく、明るくポジティブな印象を強く受けます

 

 

 

国内最速プロ6戦目でWBCライトフライ級王者に

高校生初のアマチュア7冠を達成した井上は、2012年にプロ入り転向をし、翌年にプロ4戦目に日本ライトフライ級王者、6戦目には当時国内最速で世界WBCライトフライ級王者、8戦目でWBO世界スーパーフライ級、16戦目でWBAバンタム級王者を獲得し、3階級制覇を達成しています

そんな井上のボクシングスタイルは極めてオーソドックスなスタイルで、ボクシング始めたての子が学ぶ技術で勝ち進んでいるといいます

それほどまでに愚直に基礎を磨き上げ、死角・弱点のないボクシングで快進撃を続ける井上は、マイク・タイソンの全盛期のような勢い、破壊力すら備えつつ、今後どこまで強くなっていくのでしょうか

 

 

 

 

[参考文献]
中村航  井上尚弥「怪物」KADOKAWA

 

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