葛西紀明 8大会連続五輪出場生きるレジェンドになる思考法5選

天才学

史上初冬季五輪8大会連続出場の誰からも愛されているレジェンド
2012年ソチ五輪ではラージヒル銀メダル、団体で銅メダルを獲得
欧州では絶大な人気を誇り『エバーグリーン』とまで呼ばれ、常緑樹のようにいつも青々として変わらない姿と賞賛される生ける伝説男、葛西紀明の秘密にせまります

 

世界一の男になる

オリンピックで金メダルを獲ることで「世界一の男」という称号が得られます
「世界一の男になる」という信念は誰にも負けません

アスリートの強さは信念ではないかと思います
信念があるからこそ、断食にも、つらいトレーニングにも耐えられます

その信念があるからこそ周りの人が協力してくれるのだと思います

 

休むのもトレーニング

「1日練習を休めばもとに戻すのに3日かかる」と日本の練習では言われていた
限界まで体をいじめることが美徳
苦しさの対価として金メダルが取れるのだと本気で考えていた

2002年ソルトレイクシティ五輪の惨敗後に取り入れたフィンランド人コーチからフィンランドスタイルを学び休養する事を覚えた

以前は練習の鬼で、練習をしていないと安心できない感じがいなめなかったが
競技のことを全く考えないのもトレーニングの一つととらえることができた

競技を10年続けて恐怖心をなくした

転倒から10年後、フライングヒルと言う世界一の大きなジャンプ台で強風の中を飛んだとき、急に恐怖心がなくなった
「ああ、恐怖心ってなくなるものなんだ」
転倒での怪我から生まれた恐怖の心の克服に10年かかった
途中で競技をやめていれば、恐怖心を克服することはできなかった

 

自分で試して自分で動いて判断しています

良い情報はたくさんあります
その中から自分に合ったものを取り出すことが大切だと思います

基準は「自分に合うか、合わないか」と「納得できるか、できないか」の両方
僕は本能のまま、自分で試して自分で動いて判断しています

 

 

対応能力はカメレオン

ジャンプの世界ではたびたびルール改正がある中で、葛西は要求をうまくあつかう高い能力を備え、新しいものを試すのが早く、対応能力はカメレオンのように変化し高い

この能力が葛西を他と違うジャンパーにしています

それが浮き沈みの激しいジャンプ界で、常に第一線で戦ってきた秘密だという

 

 

 

[参考文献]
葛西紀明「向かい風がいちばんいい」河出書房新社
岡崎 敏「不屈の翼 カミカゼ葛西紀明のジャンプ人生」日刊スポーツ出版社
岡崎 智「みんな葛西が大好きだ!レジェンドの素顔に迫る」北海道新聞社

コメント